
原状回復のトラブル
結局、テナントとオーナーでちゃんと話をしないまま原状回復が始まってしまったので、「これでいいだろう」「なぜ相談してくれなかったのか」といったすれ違いが起きて、工事が始まってしまったためトラブルになったんですね。
オーナーとテナントの関係性
ビルを所有しているオーナーさんがいて、そこに入居していたテナントさんがいました。テナントさんは、昔入居したときに、当時の担当者と話をしていた内容をもとに原状回復を行いました。しかし、その内容は正確ではなく、オーナーさん側としては「20年以上経っているからこれはやらなくていい」「逆にこれはやってほしい」といった、時代の変化も踏まえた打ち合わせをしたかったんです。その打ち合わせが行われないまま、テナントさんが一方的に思い込んだ内容で工事を進めてしまい、「そんな話は聞いていない」とオーナーさんが反発してトラブルに発展しました。


工事内容の整理
私たちが間に入って工事内容を整理し、「やること」「やらなくていいこと」「やってほしいこと」といった項目をそれぞれの意見を聞きながらまとめました。その結果、工事内容が正確に決まり、金額も安くなりました。オーナーさんもテナントさんも、納得のいく形で終わったんです。
金額の削減にも
やらなくてもいいことを、当初は「やる」とされていたものが除外されたので、その分金額が下がりました。実際にはもう施工してしまっていて、当日の朝「これはやらないでくれ」となり、撤去したこともありました。本来、やらなければよかったことです。そういったことも、間に入ることで解決できました。
